【完】愛の血−超勝手な吸血鬼
そのまま、高校へ進学して。
繭とはそれで終わったって、そう思ってた。
そもそも、そこまで特別に付き合ってたわけじゃないし。
ただ、俺の事を。
ヴァンパイアだって知ってるだけ。
それだけだと思ってたんだ。
それから暫くして、俺の相手の第一候補が見付かったって大喜びしたのは母さんだった。
繭のこともあったし、そんなに期待はしていなかった。
けど仁奈の血は、まるで別物だったから。
本気で手に入れたいって。
本気で欲しいって。
そう思った。