蒼空~キミの名前を呼ぶ~



あたしが見た光景――…。



スッと神崎が美紗を抱き寄せた…。


そして……



「好きだ…」


「え…?」


「オレ、美紗のこと本気で好きだよ…。

高野を忘れるためでもいいよ…?
オレを利用して……。」



胸が張り裂けそうだった。
こんな光景見てられなかった…。


あたしはその場から逃げるように走り出した。




「…丸聞こえなんだよ、バカ…っ!!」


高野の言ってたことホントはわかってた…。

でも、認めたくなかった。
だから…、気づいてないフリしてた。


でも…、もう認めるしかないよね?

だってこの涙が証拠なの…。






――――…神崎のことが好きだって…。





≪まどかside、終≫

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