蒼空~キミの名前を呼ぶ~
「はぁー…」
思わずため息が出る。
昨日はいろんなことがありすぎて、頭の中がゴチャゴチャだ…。
「はぁー…」
二度目のため息が出た時だった。
「み~さぁ~っ!! おはよぉ~っ!!」
相変わらずのフワフワの可愛らしいネコ毛の髪を揺らして、自転車で走ってきたのはまどか。
「おはよ、まどか!」
ニコッと笑顔を向けると、まどかは胸の前で両手を合わせた。
「ごめんなっ、まったやろぉ?」
「ううん、全然! 」
「そぉ? じゃ、行こっか♪」
「はいはぁーい!!」
まどかの後ろに乗ると、まどかのピンク色の自転車がゆっくりと走り出す。