蒼空~キミの名前を呼ぶ~
――…神様は意地悪
神様はイジワル
カミサマはイジワル…
ただあたしは、蒼空を忘れようとしているだけなのに。
もう、あたしと蒼空は関係ないの。
もう…
ツライ思いはしたくないの――…。
落ち着いたところで、グイッと涙を拭く。
「始業式…サボっちゃった…」
そんなあたしの言葉は、雲ひとつない青空に吸い込まれていった。
戻ろ…。
まどか…心配してるかも…。
今戻ったら、きっと蒼空もいるだろうけど…
仕方ない、よね…。
あたしは、少しためらいながらドアに手をかけた。