蒼空~キミの名前を呼ぶ~


「やってもーた…。」


急にショボンとするまどかさん。


「どうかした?」


「言わんといてっ!

お願いっ!」


はい?

何をさ?

てか、そんな可愛い顔してあたしを

見つめないでって!!


「何を?」


「か…関西弁…。

変…なんやろ?」


「いや、別に。可愛い。

てか、まどか関西に住んでたの?」



可愛い子は何を言っても、

可愛いですな!

うらやましいわぁ。




すると、びっくり顔のまどかさん。


「そんなん初めて言われた…。

関西弁おかしい、て前の学校で言われたから…。」


おー、おー。

たぶん、それはまどかに嫉妬してんだね。

女子は怖いから!!



「どんな話し方でもまどかだし?

可愛いし?いいじゃん!!」


「ほんまミサは最高やわぁっ!!」



いや、あんたのその笑顔の方が

最高ですよー?



あ!


「クラス発表!!」

「ほんとだ!!忘れてた!!」


あ…。

戻すんですね。




とにかく、走れーっ!!


ん…?

今日、こういうの多くないかい?



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