風に恋して
リアはレオの顔が近づいてくるのをおぼろげな視界に映していた。記憶の中の映像と重なっていく。
……けれど。
2人の唇は重ならなかった。
レオが呼吸の混じる寸前でそっと顔を逸らし、代わりに頬に口付けを落としたから。そして、リアをベッドへと横たえた。
「食事の時間まで、寝ていろ」
優しい声に促され、リアは目を閉じた。
「れ、ぉ……」
「あぁ」
彼の名は……抵抗もなく、するりと口から零れた。紛れもなく、リアの声。
それに答えてくれたのは、リアの求める心地よい音。レオの、優しい風。
(私は、きっと――)
……けれど。
2人の唇は重ならなかった。
レオが呼吸の混じる寸前でそっと顔を逸らし、代わりに頬に口付けを落としたから。そして、リアをベッドへと横たえた。
「食事の時間まで、寝ていろ」
優しい声に促され、リアは目を閉じた。
「れ、ぉ……」
「あぁ」
彼の名は……抵抗もなく、するりと口から零れた。紛れもなく、リアの声。
それに答えてくれたのは、リアの求める心地よい音。レオの、優しい風。
(私は、きっと――)