風に恋して
「リア」
「……っ、ぅっ」
「悪い、つらいのか?」

レオがリアの涙を拭って苦しそうに顔を歪め、荒い呼吸を整えるように長く息を吐く。

リアを気遣って頭を撫でてキスを落としてくれるレオを、リアは視線を上げて見つめた。薄っすらと汗の滲んだ額、少し速い息遣いが色っぽい。

「ん?大丈夫か?」

レオが汗でリアの額に張り付いた髪の毛を払って、微笑んだ。ドクン、とリアの心臓が高鳴る。

「ど、して……」

リアが掠れた声で問いかける。レオはそれだけでリアの涙の理由を悟り、リアの身体を抱きしめる。肌から直接伝わる熱と鼓動。

「すぐに、わかる」

耳元で囁かれて、リアが身体を震わせた。

レオの左手がリアの右手を絡めとり、右手で腰を更にレオの方へと引き寄せられる。その甘い刺激にリアは身体を跳ねさせて声を漏らした。

再び送られてくる甘い熱。

2人の距離が縮まって更に熱く押し寄せるその波に、リアは思わず左手でレオの肩を掴み、悲鳴にも似た声を上げる。

部屋に響き渡るその甘美な歌が、レオを、そしてリア自身をその場所へと追い立てる。
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