風に恋して
<エンツォ編>※記憶が変わる前のエンツォです。

Q.マザコンなんですか?

エ「は?殺されたいのか?」

もも「(ビクッ)」

エ「まぁいい。真面目に答えると、俺には父親がいないわけだし(どうしても認めないらしい)ずっと俺に優しくしてくれた母さんに懐くのは必然だ」

もも「いやぁ、リアにも母親の面影を求めていたっぽいし。違うならいいんです」

エ「リアも俺に優しかったからな。無愛想な俺にも笑顔を向けてくれた(ヒメナの笑顔を思い出している)」

もも「やっぱりマザk……ひぃ!(風が飛んできた)」


***


Q.レオのこと、呼び捨てでいいの?

エ「いいに決まってる。弟なんだから」

もも(オビディオのことは父親と認めていないくせに……)


***


Q.王家専属クラドールとして働いていた時、無愛想だったのは演技ですか?

エ「演技というか、あんなムカつく奴らの住んでいる場所でニコニコへらへらできると思うか?まぁ、リアはあいつらとは違ったけど。復讐の計画を始めてからは、レオの苦しむ姿を見るのが楽しくてつい饒舌になってしまった」

< 342 / 344 >

この作品をシェア

pagetop