跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
* * *


両家の挨拶も無事に済み、着々と結婚の話が具体化していく。



今日のアフターは和也と私、黄田川さんと羽原さんの4人で飲み会。


気を遣わない相手だから、少しだけハメを外し、飲みまくった。



焼き鳥の美味い居酒屋の個室のテーブルを4人で囲む。



「砂ずり…食べていい?」


羽原さんがお皿に残った砂ずりの串を手にとった。


「焼き鳥の盛り合わせ…大人気だなぁもうひと皿…オーダーするか?」



黄田川さんがもうひと皿、焼き鳥の盛り合わせをオーダー。



カウンター近くの個室。


空調の風にあおられ、炭火で焼かれる焼き鳥の匂いが辺りに漂う。




「桃…飲み過ぎでないか?」


和也はピッチの早い私を心配そうに見つめる。


















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