跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
家元の人柄に、両親も心を動かされ、心配の種はなくなっていった。



「まぁー和也君のお父さん…いい人ねぇー」


自宅に帰るなり、お母さんの第一声がそれだった。



「ねぇ~あなた」



「ん、ああ~っ…そうだなぁ」


「また、あの肉食べたい…超美味かった!!」



塁は夕食に出た松坂牛のステーキにご満悦。



「あれは高級品よ…塁…ウチでは食べれないわよ~っ」



「ケチ…ねぇちゃん、今度、和也さんの家に行く時…俺も連れて行ってくれよなっ」



次の食事に肉が出る可能性は薄いと思うけど。

どちらかと言えば、和也の実家は魚料理が多い。


肉が出たのは私が弟の塁は肉好きだって和也に伝えたから。和也の気遣いだと思う。














< 122 / 203 >

この作品をシェア

pagetop