跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
俺は蒼井さんと話をする為に、海外事業部に。


社内ではエリートの集まる部署。一流大学出身者が多い。


彼らは営業部の俺たちを見下していた。




「桜瀬さんの件でお話が…」


ポーカーフェイスの蒼井さんの顔が少し強ばった。



俺たちはフロアを出て、自販機のある休憩室に。



「お前の考える事は何もないさ」


「でも、現に…彼女は怖がって…ショックで医務室だ」



「お前が慰めてやればいいじゃん。緑川」



「!?」



「お前と桜瀬さんが信号で一緒に歩いてる所…俺は見たんだ…」
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