跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「この間預かった…犬の名前もモモだったわねぇー。若様」



「犬?」


「母さん…それは言わないで…///」


和也は頬を染めて、母親に食ってかかった。



「早く…行かないと…家元が怒るわ…」


私は和也に促され、靴を脱いで、よく磨かれた廊下に上がる。



母親の案内でどんどん、邸宅の奥に突き進む。



「家元…若様の恋人が参りました…」


「入れ…」



床の間の前に和也の父親は正座して待っていた。



「父さん…紹介します…俺の恋人で会社の同僚の桜瀬桃さんです」


「私は緑川斎蔵だ…まぁー足を崩したまえ…」



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