†蝶鬼鈴Ⅱ†


「……………………。」

ふと顔をあげると、山崎さんの背中が見えた。



静乃ちゃん…

どうか無事でいてね…



決心を固め、僕は再び。

鉄のような匂いが漂う、店に戻った



「土方さん…」


中にいた土方さんに、一言かけると、土方さんは頷き、ふっと顎を前にむけた。



その先には、敵の中心自分であり。

そして…裏切りものがいた。




もちろん、縄で縛られていた。


紗枝ちゃん…君は許さないよ。




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