黒の森と、赤の……。/ ■恋愛シミュレーションゲーム□
司と小町屋からの鉄拳制裁に、頭を抱えたまま、それでもまだ図々しく裕也の胸元に顔をうずめているタフマインドな俺。


「…もう、へんなことしないでよ…?
七夜くん…?」


…そして、ようやく感想を述べれるくらい落ち着いたらしい、裕也の声。

頭上から聞こえたショタボイスがまた、頭にできた2つのたんこぶと、腫れ上がった2つのほっぺに響きます。(*´ω`。*)

「…ねえ七夜くん…。
早く、ぼくの上からどいてくれる…?」

再び頭上から遠慮がちなショタボイスが聞こえてきたが、そんなこと言ったって、野蛮人どもに殴られた頭とほっぺが痛いのだよ裕也きゅん…。(*´ω`。*)

そしてそれよりなによりも、裕也きゅんの体から、いいにほいがするのだよ…。(比率 2:8)

…ああ、裕也きゅんのワイシャツは、そこはかとなくソフ●ンの香りがするんだぜ…。(*´▽`*)


…ん?

…待てよ?

俺このまま気絶したことにして、ワイシャツごしに裕也ちゃんのB地区舐めたらいんじゃね?(*´ω`*)ン?


そんな、ピンチの時こそ起死回生の妙案をひねり出せる、天才軍師な俺。

これからは俺のことを孔明先生と呼んでください。(`ΦωΦ´)キリッ


俺は密かに、自らの唇からウェポン(舌)をチロチロと取りだす。


…そしていざ!!


裕也きゅんの、そこはかとなくワイシャツが膨らんでるっぽいところにロックオン☆

吹かせてみせよう乳頭の涙!


「…七夜っ!、 いっきま…



「まだこりないかテメーはッ!!」
「おまえとはもう絶交だっ!!」



ウェポンが早いか拳が早いか、お互いの攻撃がそれぞれの目標物(ターゲット)に向かって襲いかかった…


……その時。


→【19】
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