続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「そうだよ、私はおかしいの。
兄さんのせいだよ......。
だから、責任とって私と付き合わなきゃだめ」


兄さんは私の言葉に少し考えてから、仕方ないなって笑った。

それから私の髪をなでて。


「さっき死んでもいいって言ったけど、これからたくさん一緒にいたいのに死んだらダメだよ。
みんなで楽しい思い出たくさん作ろう」


「......そうだね、楽しい思い出たくさん作ろうね。
み、ん、な、で!!」


そこは二人でって言ってほしかったよ!

シューイン兄とは別の意味で女心が分かってない!


だけど、あんなことがあった後だし、何より幸せだから。

兄さんの空気が読めない発言は許してあげることにした。


本当に、今どうしようもなく幸せなんだよ。

なんとなくまだ帰りたくなくて、兄さんの胸に顔を埋めて甘える。
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