続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
ソンミンに気づかれないうちに行こうと、カスミに腕を引っ張られて帰ってきたけど。

何で私たちが逃げないといけないの?

イライラしながら買ってきた食材を袋ごと冷蔵庫に強引に押し込む。


「まとめていれちゃだめだって。
常温保存のものとか冷凍庫に入れるのがあるんだから。」


冬なんだから、冷蔵庫も常温も大して変わらないでしょ?

いちいち仕分けるの面倒。


「ねえ、さっきの何?
何で、ソンミンとジヨン?が二人でいたの?」

テキパキと食材を仕分けていくカスミを手伝いながら、気になっていたことを聞く。






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