あなたの体温で癒して・・
「アイツに何を言われたのか、

どこまで本当で、どこまでウソか。

・・・

確かに、西原教授の娘だよ、元カノは。

でも、それは2年前の話し。

その後は、連絡すら取ってなかった。

最近急にまた、連絡してきて、

一方的に、言い寄られていただけで、

今日は断りに行っていた」


・・・

オレの言葉に、

聞き入っている美晴。


「オレは、

美晴の事を心から愛してる。

・・・

いつかはちゃんと言うつもりでいたが、

今言っておいたほうがよさそうだな」


オレは微笑み、

美晴を抱きしめた。


「オレの、

可愛い花嫁さんになってくれるか?」


「・・・」


「いつも美晴を守っているつもりだったけど、

守らているのは、オレの方だった」
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