”キレイ”な愛
二本目を吸い終わる頃に、推測どおり涼が帰ってきた。

そして同じく推測どおり、足早な涼に小走りについていく女がいた。

固い横顔の涼とは対照的に、嬉しさに溢れている。

小走りもスキップのようだ。

オートロックを解除している内に追いついて、甘えるように腕に抱きつく。

二人の背中はドアの向こうに消えていった。
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