Lady in Love ~恋する乙女~
「夏音ちゃん。どうしたのぉ??」
夏音ちゃんだなんて 完全にバカにしてる…
顔が真っ赤なのを見られたくない。
「なんでもない…」
すると背中が暖かくなった。
振り返ると 幸樹が後ろから私を抱きしめてくれていた。
「夏音……顔真っ赤。………かわいい」
「……」
「こっち向いてくれないの??」
幸樹がいつもより穏やかな低音で言う。
私の心臓ドキドキしすぎ!!!
恐る恐る後ろを向く。
「……!?」
すると いきなり幸樹の顔が近づいてきた。
そして……唇を奪われる。
突然すぎて驚いているうちに 角度を何回も変えて キスをされる。
私はされるがまま……。