【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





 唇から血の気が失せ




 顔面蒼白





 夢の中の映像が





 鮮明に蘇る。







「ホントに大丈夫?」






 花蓮が訝しげに俺を見ていた。







「へーき」




 俺が言うと




「全然そうは見えないけど」





 花蓮は呟いて立ち上がった。





< 188 / 321 >

この作品をシェア

pagetop