【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





 奏太さんが私を庇いながら敵を殴る。



「龍太、花蓮頼む!」




 奏太さんが私を龍太さんに押し付けて、走り去っていった。



「か、奏太さん!」



 私が叫ぶけど、奏太さんは振り返らなかった。




「龍太さん、奏太さんは…!?」


「向こうにも下っ端はいるし、或いは瑛太を探しに行ったかも」




 龍太さんが言いながら、下っ端を殴り飛ばす。




「あの、私も戦うよ…?」


「花蓮ちゃんはダメ!けがさせちゃったら、俺が奏太に殺されちゃう!」





< 221 / 321 >

この作品をシェア

pagetop