secret name ~猫と私~
それを嬉しく思いながらも、特に会話もなく2人でエレベータに乗って、社長室へとたどり着く。
「企画課の高村です。」
「どうぞ。」
今日は、一人でとは言われなかった。
「失礼します。」
佳乃がドアを開ければ、いつも通りに社長が出迎えてくれる。
「七海君も、どうぞ。」
「はぁ・・・失礼します。」
先日のように、外で待つつもりだったのだろう。
セッテは自分も呼ばれたのに少し不思議そうな顔をしながら、佳乃の後に続いて社長室へと踏み込んだ。
重厚な色のデスクについて、椅子を少し引き気味に座り、長い指をゆったりと組んでいる。
社長の目の前に並ぶと、少しだけ緊張した。
「どうだい、高村君。・・・猫は。」
まるで明日の天気の話でもするかのように、セッテの前で社長は聞いた。
優しい眼差しは、年齢とは関係無く、父性を感じさせる。
「どう・・・とは・・・?」
なんと答えれば良いのか分からず、聞き返す。
「企画課の高村です。」
「どうぞ。」
今日は、一人でとは言われなかった。
「失礼します。」
佳乃がドアを開ければ、いつも通りに社長が出迎えてくれる。
「七海君も、どうぞ。」
「はぁ・・・失礼します。」
先日のように、外で待つつもりだったのだろう。
セッテは自分も呼ばれたのに少し不思議そうな顔をしながら、佳乃の後に続いて社長室へと踏み込んだ。
重厚な色のデスクについて、椅子を少し引き気味に座り、長い指をゆったりと組んでいる。
社長の目の前に並ぶと、少しだけ緊張した。
「どうだい、高村君。・・・猫は。」
まるで明日の天気の話でもするかのように、セッテの前で社長は聞いた。
優しい眼差しは、年齢とは関係無く、父性を感じさせる。
「どう・・・とは・・・?」
なんと答えれば良いのか分からず、聞き返す。