背中を合わせて【完】
「そういえば零。お前飯は?」


「いや、朝食とったから大丈夫。すぐ帰るよ。圭は学校行くんだろ?」


「あぁ。」


「私も今日は放課後用事があるから学校行かないとなぁ。」



放課後の用事って遊びでしょーとかりんをちゃかす零の言葉を背中越しに聞く圭。


キッチンにひとり向かいながら考えた。


きっとバイト漬けで忙しいのに寝る時間を削って圭の家に来てくれた零。


変な意地を張って零の口から未夜のことを話してほしいと勝手なことを思っていた。


いつでも暇な圭のほうこそ、零に会いに行けばよかったんだと後悔が押し寄せる。



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