背中を合わせて【完】
零を見てたことに気づかれて恥ずかしくなった。


何もなかったかのように零の座るベンチに歩み寄ると、いつも通りの第一声。



「おはよー。」


「おはよう。」



あんまり顔が見れない未夜はそのまま座った。



「今日はめちゃくちゃ喋る気満々できたんだ。」



そうだ。


今日は零の話したがっていた、零と圭の話を聞きにきたんだ。
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