背中を合わせて【完】
たまに晴れの日でも、学校に持って行く荷物が多いときは電車で登校する未夜。
今日もそう言うことなんだろうと勘違いをしたままの父親は、未夜の靴下が少しだけ膨らんでいる右足首にも、ちょっと歩き方が変なことにも気づかなかった。
ゆっくり駅まで歩いていくことを考えて、いつもは7時半に母親を起こす役目を父親に託して7時15分に家を出た。
駅にはいつもより早くついたが、通勤・通学ラッシュはやっぱり免れず、座れないまま隣駅に到着。
同じ制服を着た人たちの流れに沿って、未夜も学校までの道のりを頑張って歩いた。
教室に無事に着くと、すでに登校しているクラスメイトは少しだけ。
いつもドアの前でおはようと声をかけてくれる凛もまだ教室にはいなかった。
今日もそう言うことなんだろうと勘違いをしたままの父親は、未夜の靴下が少しだけ膨らんでいる右足首にも、ちょっと歩き方が変なことにも気づかなかった。
ゆっくり駅まで歩いていくことを考えて、いつもは7時半に母親を起こす役目を父親に託して7時15分に家を出た。
駅にはいつもより早くついたが、通勤・通学ラッシュはやっぱり免れず、座れないまま隣駅に到着。
同じ制服を着た人たちの流れに沿って、未夜も学校までの道のりを頑張って歩いた。
教室に無事に着くと、すでに登校しているクラスメイトは少しだけ。
いつもドアの前でおはようと声をかけてくれる凛もまだ教室にはいなかった。