夢みて何が悪い!


『え、なんで知って』


『だ、だから聞いたって言ってるでしょ!』



頭をなでたことなんて、
蓮斗しか知らないこと……だよね?


もしかして、本当に蓮斗が?



『あ、念のため言っておくけど、蓮斗。いろんなこに、同じことしてるから』


『同じこと?』


『その気にさせて、彼女にはしないの。あんたも、早く諦めることね』


私が、初めてじゃない?


声かけたのも、そういえば
軽い感じだった。


そっから、私
蓮斗の罠にはまっていったの?


私、騙されてた?


『あ、ゴメンね?私、蓮斗と遊びだけどそういう関係だから』


『え?』


『私も、てかほとんどが蓮斗の仮彼女』


『そんな…』


『てなわけで、本気にしても意味ないよ』


『さっさと諦めな、』


こんなに、ひっかけてたんだ。

そう、だよね。


蓮斗が、私なんかを選ぶはずもないよね。


遊びじゃない限り…


私って、ほんと甘いなー


だから漫画みたいに恋できなくて騙される。


抜け出せたと、思ったんだけど。







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