夢みて何が悪い!


『あのねーそんなひとじゃないでしょ』


『わからないよ。』


ため息混じりにそう説得してくれる
だけど、傷つきたくない。

そんな私がいるから、
それなら傷つくまえに辞めるの。


『いーの?せっかく今までとちがう恋できたばっかなのに』


『だからこそ、慎重にならないと…』


あ、そうだ。
毎朝の登校も断らなきゃ。

携帯をとりだし、メール画面で
てが止まる。


なんて送ろう…?


『ストレートでいんじゃない、ほんと、いーのかなー』


『いーの。明日から…一緒に…行けない……っと』


送信。


はー…。

よし、切り替えなきゃ。



そう思ってても、
毎時間携帯わ確認してしまう。


結局、学校おわっても帰ってこなかったメール。

なんだ、やっぱ遊びだったんじゃない。



気付けて…よかった…。




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