夢みて何が悪い!
“美紗、私止めないと…"
“は、あんた今いいと…あっ!"
私は小声で美紗にそう言うと
立ち上がって止めようとして
『や…』
まで出たんだけど、
蓮斗の行動が目に入った瞬間。
飲み込んで消えてしまった。
だって、
リーダー各っぼい人を壁に押しつけて
物凄く怖い顔でにらんでたから。
美紗も不思議におもっのか
立ち上がって覗きこんできてた。
その瞬間。
ものすっごく低い声で
『いい加減にしねーとお前ら許さねーよ?今度柚乃になんかしたら俺、女だからってなにする かわかんねーから。』
そう言ったんだ。
キュッ…
と締め付けられる胸。
でも温かくて嬉しくて、
『蓮斗…話し方が…』
『黙って、まぢでもう関わんな。わかった?』
『…い…いこ、なんか蓮斗…じゃないよ…』
そう青ざめた女の先輩達は去って行った。
駄目だ。
胸がギュッー…となる。
涙がでそうなくらい
嬉しい。