幼なじみと付き合った場合。
気がつけば電話を切っていて……。



かけ直す気なんて、到底起こらない。



彩花にそんなバカな話を吹きこんだのは、誰だよ。



朝野か……?



いや、結婚がどうのって言ってたし、違うか……。













あ~…もう、マジで嫌んなる。



そんな誰かの経験を、自分に当てはめて考える彩花のぶっ飛び具合にもウンザリするけど、



フられてもまだ彩花のことを思ってる自分に嫌気がさす。



もう……いい加減、気付けよ。



アイツは…彩花は、



俺のことなんて、最初っからなんとも思っちゃいない。



だからこそ、今まで通りに接してなんてことが簡単に口に出せるんだよな……。




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