幼なじみと付き合った場合。
それは先生の声で……。



あたしと上月くんが一瞬ビクつくと、また違う先生の声が聞こえてきた。




「今はそれどころじゃないですよ。とりあえず休ませないと……」



休ませる?



そうだよね、あたしたちもう眠いし……。



って、キョトンとしてるあたしに反して、上月くんは険しい顔をしてる。











「とりあえずこれで冷やして。しばらく横になっててね」



女の先生の声……これは、保健の先生の声だよね。



上月くんは、1階におりる階段に足をかけたかと思うと、そのまますぐにおりていった。



えっ……あたしも行くっ!



どうやら先生が怒鳴ったのは、あたしたちに対してじゃなかったみたいで……。



1階におりて、あたしはとんでもないものを目にすることになる。



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