幼なじみと付き合った場合。
「ちょっとー…どういうこと!?」


「勘弁してくれよー…これ張り付けるのどんだけ大変だったか、わかってる?」


クラスメートのブーイングの中、あたしはただ頭を下げるしかなくて。


お化け役をやる代わりに、セットはほとんど手伝ってないんだよね…。






「ゴメンなさーい…」


そこへ、朝野くんと友達もやってきた。


「彩花、大丈夫?ケガしてない?」


ホント言うと、ゲタで走ろうとしたから足を少しひねったけど、


この際、あたしのケガなんてどうでもいい。


「うん、あたしは平気…」


「ならいーや。セットぐらい、直せばいーじゃん。手伝うよ」


朝野くんはまた教室に入ると、段ボールを立てかけ、黒いカーテンを張りなおすのを手伝ってる。


それでも、あたしの前にいるメンバーはムスッとしたままで…。






「お前らさ~…イチャつくのもいい加減にしろよな?コッチはいい迷惑だっつのー」


――ズキッ。




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