幼なじみと付き合った場合。

あたしは伊織のことを、


どこまで知ってるんだろう…。


これからも、他の女の子たちより伊織のことを一番知ってるなんて、言い切れる自信もない。



「…じゃあ、教えてやろーか」


伊織がフッと真面目な顔をして、


あたしをジッと見つめる。








普段、そんなに真面目な顔を見せることなんてないから、


一瞬、ドキッとした。



「…なんか、伊織が言うと、エロく聞こえる…」


「…は？お前、なに想像してんの？」


「なにも想像してないけどっ！」


「してんだろーが。なに、襲われたい？」


なっ……!!