幼なじみと付き合った場合。
「うん…ちょっとね」



「そう。思春期だもんね、色々あるわよね」




伊織が早熟だっただけに、余計こじれちゃったんだけどね!?



って思うけど、それは言わずにマフィンを紙の袋に入れて家を出た。











――ピンポーン。




伊織の家のチャイムを鳴らすと、おばさんが出てきた。




「伊織ならまだ帰ってないわよ?」




…その方が、都合がいいかも。




置いて帰ろう。




あたしが来たって知って、迷惑って思わなきゃいいんだけどな……。







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