幼なじみと付き合った場合。
「どこって…そんなのイチイチ覚えてないよ」



「覚えてないって、そんな…。ねぇ、ちゃんとホントのこと教えて?

あれは…あのジャージは…伊織のだよね?どうして伊織のジャージがあたしにかけられてたの?」



「そんなこと、今さら聞いてどうするの?違うって言ってるのに、俺のこと信じられない?」



優しく握られていた手に、痛いほど力がこめられる。



「信じるとか、信じないとかより…

あたしが聞きたいのは、真実…ちゃんとホントのことを話して?」



「だから、ホントのこと言ってるだろ?なんで信じてくれないんだよ」









ダメだ…。


あたし、ウマく聞きだせない…。


だけど、いつもと違う朝野くんの様子に、違和感を覚えずにはいられないよ。


< 1,346 / 1,432 >

この作品をシェア

pagetop