幼なじみと付き合った場合。
「俺は……」


あたしを見下ろしたまま、伊織が呟く。


「な……に?」


緊張して、声があまり上手く出せない。





「俺はアイツとは違う……ずっと、彩花をドキドキさせる自信があるから」


ドキッ!


伊織の顔が強烈に甘い!!


今まで、こんな顔……あたしに見せたこと……なかったよね。


伊織の指が、あたしの髪をすくたびに、胸の奥がキュンキュンする。


そんなに優しく見つめられると……


あたし……どうにかなっちゃいそーだよ。





< 446 / 1,432 >

この作品をシェア

pagetop