幼なじみと付き合った場合。
「いいか!?よく聞けよ。3度目はないからな……今日はこれで、許してやる」


そう言ったかと思うと、


有無を言わさず、道の真ん中でいきなりディープキス!!


ちょっ……一体どーいう神経してるのっ!?


激しく絡められ、陶酔するというよりかは、憔悴しそう……



されるがままに唇を奪われ、唇が離れたときには、あたしはグッタリと疲れ果てていた。


「……妬かせんなよ」


伊織はもう一度あたしを抱き締めると、今度は優しく背中をさする。


「勝手に妬いてるくせに……」


「……はぁ?」


またケンカになりそうな雰囲気だったから、ここはあたしが折れることにした。


「ゴメンなさい……」


「お前なー、謝れば許してもらえると思うなよ?」


なっ……


せっかく謝ったのに、そんなこと言うわけ!?


ホント、コイツってば……。


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