幼なじみと付き合った場合。
「朝野くんが……伊織と同じ格好したがってたから……。

やめてって言ったの」


「……なんか上月もそんなこと言ってたよな」


「そうなの?アクセサリーは好みもあるけど、

髪型も同じにしたいって言ってたし、伊織をマネて自分のものみたいにしてるのが、なんとなく嫌だったから……」


「まぁ、アイツもそれなりに似合ってたけどな?」


「だけどあたしは嫌だったの……そしたら、アクセサリー外して、そのままクッションの下に置いてあったみたいで。

朝野くんが、帰ってから気がついたの」


「ふーん。やっぱり、確信犯だ?」


「……え?」


「わざと、忘れてったんだな。俺が怒るのがわかってて……」


「さぁ……わかんない……」


「俺らをケンカさせて、楽しんでるのかな、アイツ……」


朝野くんがそんなことを!?


とてもじゃないけど、そうは思えないとでもいった顔をしてると、伊織におでこを小突かれた。







「今、頭の中で朝野のこと庇ったろ?」


伊織が軽くにらんでくる。


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