幼なじみと付き合った場合。
あたしはすぐに伊織に電話を入れて、急いで友達の言うファーストフードのお店へと向かった。















「……ったく、なんで俺が…」



「もう!そんなこと言わないでよ。松本さんが危険かもしれないんだよ?」



「危険って…一緒に店に入ってるぐらいだから、ダチじゃねーのぉ?」



お気楽伊織はおいといて、ファーストフードのお店の前に到着するとあたしは自転車の荷台から飛びおりた。



「おいっ、急に降りんなよ!!バランス崩すだろーが!」



「だってトロいんだもん!」



「はぁー!?テメーに言われたく……ふがっ!」



あたしは、自転車を停めた伊織の横にまわり、手で口を塞いだ。



「もー、うるさいー!黙ってよね」



「わかりました~。はぁ~…彩花のおせっかいが」



「なに!?」



「いえ…別にー」


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