幼なじみと付き合った場合。
「あのね……あたし、今日はゆっくり朝野くんと話がしたいなって思ったの」



「うん」



朝野くんはあたしが言いやすい雰囲気を作ってくれようとしてるのか、短く返事をしたあと、優しく微笑む。




「あたし……伊織と付き合ってるし。だけど、朝野くんが優しくしてくれるのが嬉しくて……。

ゴメンなさい…あたし、すごくズルい……。ホントは今日だって誘っちゃいけなかったんだよね。メールとか電話でも話はできるのに」



「ううん、昨日連絡もらえてめちゃくちゃ嬉しかった。俺だって、ずっと彩花と話したかったから。

赤松くんは……今日はなんて?」



ドキッ。



……ごまかしてもしょうがないし、正直に言おうかな。











「伊織は用事があっていないから……今日は…黙って来たの……」



言いながら、心臓がバクバク音をたてて鳴り始める。



さっきまでは軽かった罪悪感がさらに強くなっていく。



あたし……ここでこんなことしてちゃ、ダメなんだよ。



早く話すのやめて、家に帰らなきゃ……。



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