幼なじみと付き合った場合。
「やっぱり……今日で、朝野くんと会うの……やめるね」



「え……」



明らかにガッカリした表情を浮かべる朝野くんを前に、ホントに自分のダメ女加減に嫌気がさした。



今日一日で、何度朝野くんを振りまわしたんだろう。



さっきだって同じことを言った気がするし、



この後も、また言ってしまうかもしれない。













「なんで?急ぐ必要ないから。こうやって休みの日に会えば、赤松くんにだってバレないしさ…」



ちょっと焦り気味の朝野くんを見てると、自分がだんだん冷静になっていくのがわかる。



「うん……あたしね、優柔不断だから。きっと、朝野くんと会う度に、どんどん好きになっちゃう気がするの」



「それって、めちゃくちゃ嬉しいんだけど」




「だから…もう、会わない。もしかして、朝野くんと付き合っても…伊織が家に来る度にドキドキするかもだし、そうなったらあたしはずっとフラフラしてそうだから」



「そんなの答えになってないよね…彩花は、ホントにそれでいいの?

赤松くんのことを、好きにならなきゃいけないって思いこんでるだけじゃない?」



< 967 / 1,432 >

この作品をシェア

pagetop