戦国より愛を込めて 【六花の翼・番外編】
彼らはまた、鉄砲を構えた。
「姫、あれは脅しです。
鉄砲の弾は、お子様たちの元にまでは届かない。
結界は最小限、あなたの周りだけで済むはず」
博嗣は早口で言うと、刀を構えて駆け出そうとする。
「ちょっと待ちなさいよ!
あなた、何者なの!?」
「ですから……鳴海が本名、国府は偽名です。
騙していて、すみませんでした」
「すみませんでしたじゃ、すまないわよ!!」
「いいから、あなたは隙を見て逃げてください。
あとは拙者が引き受けます」
ぐ、と博嗣は片手で私の手をにぎった。