☆咲川さんの恋愛事情☆
「………クス」
「?…なに笑ってんだよ?陽」
「……別に」
「えー?」
…行ってみてもいいかな。
なんでなんだか、
俺は、彼女に惹かれているようだ。
理由はまだ、わからないけど。
「よし。明明後日から俺、がんばります」
「おっ!行くか、少年!」
「うむ」
調度駅についた頃だった。
「『少年』つったのに、なんだよその年よりくさい返事は」
「別にいいだろ」
とにかく。
俺の憂鬱は、ありさのおかげでなくなるかな。