龍鬼と私。
そんな俊を見て私は怒りも忘れてキョトン。
本日何度目のキョトンだろうか…。




「分からなくてィィ。……イラついてて悪かったよ。」



「もー怒ってない?」



「俺怒ってたわけじゃないんだけど…まぁィィ。怒ってない。」





ん?とりあえず怒ってはないのか。
よかった。




「李來凄ーい。わかんないけど、李來の言う通り仲直り出来た。ニコッ」




李來は凄いなあ♪
なーんで分かったんだろ。
頭ィィって何でも分かるんだな。




「戻るか。」




まだほんのり赤い顔を隠しつつ俊が言う。
二人で広間へと戻って行った。




『お帰りー♪』




双子に迎えられ、そのまま自由時間を過ごし、夕飯後……また地獄の勉強。
私この合宿で殺される~!!




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