君はかっこいい。

「とにかく！ちゃんと友達を作るんだよ？」


私のことをこんなに思ってくれてると思うと

じーんとくる。


まあ、友達なんて作らないけどね。


「うーん…」

曖昧な返事をしていると、




さっきからあの人ちらちらこっち見てない？




……ほら！やっぱり！
なんなんだろう…

「ちょっと！愛菜ちゃん！！聞いてる？！」

優愛ちゃんが怒ってる…

「いや、さっき…

や、なんでもない、！続けて」


心配性の優愛ちゃんには言わないでおこう。

きっととてもうるさくなるし。


「変なのー」

ふてくされながらも、話の続きをしてくれた。

本当は、ちゃんと話しておくべきだったんだ。こんな些細なことだけど。