片恋い想い。

ずるい






チャイムが鳴る



「弁当、食べよう♪」


「ごめん、先に食べてて!」


私はカバンの中から青い風呂敷に包まれたお弁当を取り出し走った


なんで、私が届けなきゃ行けないの!?


  朝方のことー…



私はいつも通りに家を出て、学校に向かっていた


そしたら後ろの方から声がして振り向くと、篤也の妹の桃がいた


「桃ちゃん、どうしたの?」


「梨菜ちゃん…これお兄ちゃんに…」


と、受け取ったのが“お弁当”だった


桃ちゃんの頼みを断るわけにはいかないから、了承したの


だけど、篤也には会いたくないな


そんな事、考えてるとあっという間に篤也達のグループを見つけた


向こうも私に気づいたのか小走りでやってきた






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