~君という光~
「すみません。」

こういう時はすぐに謝るのがいいと思ったあたしはすぐに謝った。が、

「ダメだ。」

と即答された。

やっぱりか…。
あたしは心の中で小さくため息をついた。

「あ、そういえば透真に渡したいものがあるの。」

話を変えようと思ったあたしは昨日書いた手紙を渡すことにした。

「渡したいものってなんだ?」

「これ、誕生日プレゼントのお礼の手紙。」

あたしはそう言って一通の手紙を透真に渡した。

「おぉー、さんきゅー。」

手紙のおかげで透真の機嫌は治ったみたいだ。
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