~君という光~
とうとう、チャイムが鳴ってしまった。


でも、そのチャイムの音はあたしの耳には入らなかった。


ずっと、その場で座っている。
体が動こうとしない。

「あの時と同じ。また一人。」

思ったことを声に出す。

ずっと、一点だけ見つめて。

あたしがなぜ、そこだけを見つめているのかはわからない。
だけど、そこから目が離れない。




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