~君という光~
「なんで家にいるの?
 お仕事は?」

「それがね、今日から仕事は14時までになったのよ。」

お母さんはうれしそうに話した。

「そうなんだ。良かったね。
 でも、なんで急に?」

「きいな、ずっと元気なかったから…。」

あたしのためか。
そんなに気を使わなくてもいいのに。

「あたしの為?」

「そうよ。
 でも、最近元気そうで良かった。」

「そんなに明るくなった?」

「えぇ、あの時と比べたら。」

あの時、か。

「そう…。」

あたしは短い返事をして部屋にこもった。
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