happy birthday~君との約束~㊤


翔太の中で私は泣いた。


久しぶりに泣いたかもしれないって程に泣いた。


こんなに泣いたのはいつ振りだろう?


私が最後に泣いた時…誰もいなかった。


だから、この暖かさを私は知らない。


この日、翔太に見せた始めた涙は…とても酸っぱかった。


この日から翔太は、私の中で特別になった。


だから…あんたは私の初恋なのよ。


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