私の歩く道

「はい、これ?」

俊哉の手には
私の携帯が開いたままあった

「あ、開いて置いてた?から」

あ、投げつけたんだっけ

「あ、うん!ありがとう!」

「麻衣いつもここにいるの?」

「いや、まぁ、いろいろあって」

「ふーん、部屋どこ?」

「部屋?えーっと
二階の一番端っこのとこ」

「そうなんだ。一人?今日ずっといる?」
「うん、一人。
今日に限らず
ずっといるかな?」

苦笑いしながら答えた

「おっけ、いつか行くよ
ぢゃあね」

何がおっけなのかは分からないけど
「うん、ぢゃあ」
一応

部屋に戻り

携帯を荷物のとこに軽く投げ

部屋の真ん中に寝転んだ

「はぁ、眠っ」

さっきは泣き疲れて寝ていた

でも

あの夢は二度と見たくない夢だった

これから私どうなんだろ


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